オススメ著者① ~前田 裕二~

名前: 前田 裕二(まえだ ゆうじ)
職業: 経営者
著書: 「人生の勝算」「メモの魔力」

略歴:
1987年 – 東京都出身

2010年 – 早稲田大学政治経済学部卒業

2010年 – UBS証券会社入社

2011年 – UBS Securities LLCに移り、ニューヨークで北米機関投資家に対して株式セールス/アドバイザリー業務に従事。

2013年 – 株式会社ディー・エヌ・エーに入社。

2013年 – ライブストリーミングサービスSHOWROOM(ショールーム)を立ち上げる。

現在の20代~30代の方(ミレニアル世代)にはぜひ知っておいて頂きたい若手の起業家の方です。ここ最近では女優の石原さとみさんとの熱愛の報道もあってか一気に知名度を上がっている人物で、あのホリエモン(堀江貴文)やAKBグループのプロデューサーである秋元康をして、「彼は天才」と言わしめるほどです。読書会にいらっしゃる20代の方の多くも彼と彼の著書を知っています。

彼の初の著書「人生の勝算」は、数々のメディアを通して拡散され、「普通のビジネス書とは一味違う。魂が震え、涙が溢れ出すかつてないビジネス書」と言われています。実際その通りでした(笑)。
2冊目の「メモの魔力」はより実用書に近い構成になっており、「抽象化」「言語化」等サラリーマンであっても事業家であっても必ず役に立つスキルが実例と前田社長流のメソッドを交えて紹介されています。

今回は、「人生の勝算」について軽く紹介させて頂ければと思います。普段ビジネス書を読まれない方にも自信を持ってオススメできる内容になっています!



 モノ消費から、「コト消費 」「ストーリー消費」へ

 前田さんが本書の中で語るエピソードのなかに「小学生時代の路上ライブ経験」の部があります。

彼は小学生時代にギターを片手に路上ライブをし、日銭を稼ごうとしました。しかし、最初はなかなかお客さんに立ち止まってもらえません。

そこで、オリジナルソングを歌うのではなく、誰もが知っている名曲を歌うように切り替えたり、さらには「小学生なのになんでそんな古い歌を知っているの!?」というギャップを演出したり、歌う場所を変えたり、いかにしてお客さんに聞いてもらうかを徹底して考えたそうです。そこから

「モノ」ではなく「ヒト」が消費理由になる時そこには、「絆」という対価が生じているので、ちょっとやそっとではその価値が消滅しにくい 

ということを学んだそうです。お客さんは、プロ歌手ではない子供の自分に、歌やギターのクオリティを求めるわけではなく、「自分のために練習してくれた」というストーリー、絆にお金を払うということです。



② ハード面より重要なのは人あたりのセンス。人に好かれるためには人を好きになる努力をすること

 略歴にも記載させていただきましたが、前田さんは新卒で「UBS証券」というトップクラスの外資系の投資銀行に入社されています。そこで著書の中では、「宇田川さん」という彼が尊敬してやまない超優秀な先輩の外資系投資銀行マンが出てきます。前田さんが彼に、「投資銀行で成功するためにはどんな勉強をすべきか?」と聞いたところ、「勉強なんか必要ないよ、重要なのはどんな人からも好かれることだ」と返したそうです。

ゴールドマン・サックス、マッキンゼーなどの超一流の外資系企業では、東大はもちろんハーバードやオックスフォード等の超有名大学をでたエリートばかりです。そのような「高スキル」が前提となる世界では、最後に他者と差別化できるポイントは感情面(愛嬌・面白い奴かどうか)となります。同じスキルを持ったAさんとBさんがいれば、皆に好かれてるいるAさんに仕事が集まり、(極端ですが)嫌われているBさんは頼りにされません。

「じゃあ人に好かれる努力をしよう!」となるのが普通の考えですが、前田さんの考えは逆で、「人を好きになる努力をすべき!」と言っています。


③ 当たり前のことを圧倒的なエネルギー量でやり続ける

 投資銀行時代、前田さんは誰よりも早く会社に出社し(早朝)、誰よりも遅くまで会社に残っていたそうです。経済新聞を隅から隅まで読んで情報収集をし、お客さんとのコミュニケーションに応用する。お客さんとの飲み会では、突き抜けたバカを演じて、自分を印象付ける。そしてどれだけ夜遅くなっても、毎朝5時には会社に向かう。

前田さん曰く「当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける」と、人の何倍もの速度で成長できるとのこと。理由は単純で、なかなか皆それが出来ないからです。イチロー、孫正義など業界を問わず大成した成功者は「日々の地道な努力の積み重ねがとんでもない結果を出す唯一の道だ」と言っているように、上手くいく人は必ず見えないところで地味な努力を続けていて、大半の人は途中でやめてしまう。だから大きな差になるということではないでしょうか。

前田さんは同時に、「モチベーションはどんな仕事術にも勝る」とも断言しています。PDCAやMECEなど、小手先のスキル(もちろん大切ではありますが)よりも、いかにモチベーションを高め仕事にコミットできるかが全てだということになります。

何点か著書の中で主催メンバーが印象に残った部分をまとめてみました!これを機に興味を持った方はぜひ本を手に取ってみて下さい!

【NEWS】
 2019年8月から、彼の著書2冊を使ったワークショップ形式の読書会を開催いたします!普段のカフェではなく、落ち着いた雰囲気のレンタルスペースで、新規の方も、もちろん普段読書会に来て頂いている方もみんな集まってワイワイ楽しめる勉強会スタイルでやっていきますので、ご興味ある方はぜひどうぞ!

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