~第151回 読書会開催記録~

緊急事態宣言が繰り返され過ぎているためか、参加者の方が最近よく「コロナはかかりたくないけど、もう段々どうでもよくなってきたし普段職場はリモートばっかだし、人と直接喋りたい」とおっしゃるケースが増えてきたなーと思います(笑)

当読書会は一応リアルでの開催がメインですが、(良い意味で)人がほとんどいない静かな穴場のカフェを使い、かつ少人数で開催しておりますので、安心してご参加ください。テーブルや椅子もボックス席のため、落ち着いた雰囲気の中でコミュニケーション可能です。


1.嫌われる勇気

言わずと知れた大ベストセラー、「嫌われる勇気」。あのホリエモンが唯一人に勧める本らしいです(笑)。本書は一言で言うと、「アドラー心理学をかみ砕いた解説書」です。アドラーは、元々精神科医で、患者の治療をしたり、目に見えない心について考えたりしていくなかで自身の考えをまとめたものがアドラー心理学と呼ばれるものです。

本書のメインテーマは「全ての悩みの原因は対人関係である」というこです。そしてその解決方法が「嫌われる勇気」であるとしています。「世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか」が最も大切だということです。いわゆる年収や幸せについての悩みだってあるのではないかと感じる方も多いかと思いますが、幸せも不幸も他人がいてこそ成立するものであるということから、「全ての悩みは対人関係にある」としているようです。

対話形式で進んでいくので、読みやすい一方、書きぶりは得意不得意があるのではないかなと思います。



2.世界一やさしいやりたいことの見つけ方

「あなたの本当にやりたいことは何ですか?」というのは最近周りで耳にタコができるほど聞いている質問ではないでしょうか(笑)。

ただしよく聞く言葉にも関わらず、道を歩く人に「やりたいことを仕事にしているか」と問えば、答えられる人ほとんどいないと思われます。「本当にやりたいことをして食べていける人なんて一握りである」と諦めというか自分を正当化する人がほとんどです。本書は、年間200人の「やりたいこと探し」をサポートしている著者が、やりたいことを見つけるための「自己理解メソッド」を示した本となっています。主催メンバーでも読んだ者がいましたが、全く胡散臭さはなくむしろ論理的だったと言っていました(笑)。

本書はまず、やりたいことを見つけるうえでの間違いを3つ、(① 一生やり続けることでなくてはならない。② やりたいことには運命的な出会いがある。③ まず手段やスキルから考えてしまう。)という人が陥りがちなトラップへの誤解を解いたうえで始まっています。そもそも、「やりたいこと」とは、「好きなこと×大事にしたいこと×得意なこと」で導きだされるといいます。「得意なこと」がとりわけ重要だといいます。好きなだけでは不十分であるということです。

3.スイートリトルライズ

結婚して3年のテディベア作家、「瑠璃子」とIT会社勤務の「聡」が本作の主人公です。傍から見ると幸せそうな2人でも、段々すれ違いが多くなっていきます。「この家には恋が足りない」と孤独を感じていた瑠璃子はある日、個展で自分のベアを欲しがる青年、春夫に出会い、お互いに惹かれ合っていく。一方、聡も大学時代の同窓会で後輩の女性に再会し、次第に好意を抱き始めます。心の距離が開いた夫婦2人の恋愛小説です。



緊急事態宣言が再度発令されてしまいましたが、なるべく今後も開催していきます。より少人数で参加しやすいと思いますので、読書会に行ったことがない!という方でもこの機にぜひ一度いらしてみてください。

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