~第126回 読書会開催記録~

またコロナウイルスが流行り始めましたね…これを見ると気温との関係性も多少はあるのかなーと思いますね。読書会にはたまに医療関係の方も参加してくれることがあるんでそのへんを少し勉強してみたいですね!



この日は神保町開催にしては少し少なめの人数で開催しました!神保町のカフェは落ち着いていて雰囲気も好きなんですが、この日はいつもより更に静かでよかったですね。



1.立ち止まって考える


著名な漫画家のヤマザキマリさんが、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大によって全世界の動きが止まった時、以前自身が立ち止まったことで見えた景色について記したエッセイ。比較的新刊ですね。

ちなみに著者は17歳でイタリアに渡り、キューバ、ブラジル、アメリカと、世界を渡り歩いていたそうです。何をする目的もなく。。
その結果「今たちどまることが、実は私たちには必要だったのかもしれない」という想いにたどり着いたようです。日々いろんな自己啓発本が溢れていますが、それを見ると「何かやらなきゃ」という強迫観念にとらわれがちになりますが、動くことだけが大事ではないと教えてくれます。カオスとなった現代の中で力強く生きていくために必要なものとは何なのでしょうか。


本書のテーマは、「自分の頭で考え、自分の足でボーダーを超えて。あなただけの人生を進め」だそうです。パンデミック下の日本やイタリアの事情、また最近の自粛生活の過ごし方、そんな生活を過ごしたうえでたどり着いた思考に触れることができます。様々な世界と歴史を見てきた説得力がある一冊です。



2.10秒でズバッと伝わる話し方

「伝える」ではなく、「伝わる」という部分が大切だと、紹介してくれた方が仰っていました。著者はもともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手だったそうです。新卒で入った会社で営業成績が最下位となり、そこから復活を果たします。コミュニケーションスキルを上げるべく心理学を学び、営業成績で全国ナンバーワンとなり、その後、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー資格を取得したそうです。「できるビジネスマンは話が短い!」という以前の著書の、具体的な事例集となっており、主に「ノイズカット」という手法を使い、話を簡潔にまとめるメソッドを紹介しています。


~ノイズカットのための8つの手法~
① 「無駄な癖をカット」「ま~、え~、あの~、その~、この~」を削除する
② 「無駄な主観をカット」相手が聞きたいことをベースに話す
③ 「無駄なワードをカット」ズバリ質問して一瞬で回答を導き出す
④ 「無駄な表現をカット」不要な言い回しを捨てて具体的に表現する
⑤ 「無駄な説明をカット」例え話で同じ映像を相手の頭につくる
⑥ 「無駄な前置きをカット」事前に内容を提示して相手に用意してもらう
⑦ 「無駄な逆説をカット」反論を別の箱に流し込んで整理する
⑧ 「無駄な議論をカット」話す目的から発想する



紹介者いわく、「たとえ話の上手い人は、話が伝わる」だそうです。



3.あのこは貴族

大きな劇場ではやっていませんが、下町の小劇場では映画化のされている有名な作品。モダンな表紙が興味を誘う小説となっています。以下、序盤のあらすじです。

主人公「華子」の父親は病院経営者。いわゆる超お嬢様として育てられました。年末年始は毎年帝国ホテルで過ごし、今年も帝国ホテルに家族が集う季節がやってきました。しかし、今年の華子は気分が乗らない。というのも、恋人に振られてしまったからです。華子はこのホテルで、恋人を家族に紹介するつもりだったのです。なかなか恋人と別れたということが言い出せない華子ですが、どんよりとした華子の表情から、家族は華子が恋人と別れてしまったことに気付く。彼女はもうすぐ30歳。父親は自分の病院を継ぐ後継ぎを探している。華子は三人姉妹の三女ですが、長女も次女も病院を継いでくれない、、華子の旦那さんとなる人に病院を継いでほしいと考える華子の父親は、彼女にお見合いをすることを勧める。。。

賛否両論ありましたが、結局、華子は父のつてでお見合いをすることを決意するのでした。



いかがでしたでしょうか。ご覧のとおり、本のジャンルは問わないオープンな会となっていますので、興味のある方はぜひ一度遊びにいらしてください!!

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