~10/20 読書会開催記録~

普段使わせてもらっているカフェが臨時休業日だったことが判明し、突如店を変更しての開催となりました!焦りましたね(笑)💦


カフェが違うと、読書会の雰囲気はもちろん変わりますし、何よりコーヒーが普段と違うので、個人的にすごく楽しいです。実はカフェごとのコーヒーの味も店の選定基準にしています!(笑)


今回も3冊。参加者の方にお持ちいただいた本をご紹介します!最近話題のGACKTさんの本も紹介していただきました!若い人ほど刺激を受ける中身だと思います。


1.読まずにすませる読書術 著:亀田浩毅



京都大学の教授である鎌田浩毅さんの本です。本書では、「読むべき本は読んで、読まなくてもいい本は読まない」という量よりも質を重視する読書術について書かれています。


よく「積読」と言われますが、特に社会人になると忙しくなり、読まなくてはいけないと思いつつ、全然読めなくて困っている方も多いんです(主催メンバーもそうです(笑))



積読してしまう人の特徴として、本を読む量が多ければ多いほど良いと考えているケースが挙げられます。しかし、本書では多読が必ずしも良いとはいえないと言っています。




多読と速読には罠があるのです。



1冊でも多く本を読み、一つでも多くの知識を身につけるため、多読法や速読法を実践している方もいます。




多読というのは、読書の時間を増やして多くの本を読むことであり、「速読」は少ない時間で一冊の本を読むことです。もちろん、多読・速読のスキルを身につけて損はありませんが、目的がないまま、やみくもに読書量を増やしても、読書に溺れるだけで成長はないと言います。読書しただけで満足してしまうという現象は誰にでもあると思いますが、それが続くようではダメなんです。




というのも、著者自信も若い頃からビジネス書が大好きで、整理術や時間術、読書術といった類の本をそれこそ「溺れる」程読んできたようですが、途中で気づいたようです。




「自分の読書時間のうち半分以上をビジネス書の読書にあてている状態を効率的に時間を使っていると言えるのか」と。




家はすでに整理術の本で溢れており、また速読法の本を買って他の何十冊もの速読術の本を読んで満足していたんです。時間は有限ですので、時間術の本を読むことに時間を奪われては本末転倒ですよね。


なので、読書は量を増やすのではなく、質を上げなければなりません。


読書の質を上げるためには、大きく分けると「良い本を選ぶ」ことと「効率よく情報を得る」ことの2つの方法があります。



今回は、「良い本の選び方」について本書で紹介されているやり方の一部をお伝えします。


~良い本を選ぶための「二:七:一の法則」~


心理学のコミュニケーション理論の一つで、人間関係を楽にするための法則です。この法則は、自分の周りにいる人たちを二:七:一の割合で分類します。最初の二割は何でも話せる親友と呼べる人たち、次の七割は、礼儀正しく接していれば良好な関係を築ける人たちで、主にビジネス上の付き合いに多い関係です。そして、残りの一割は、何をどうやっても上手くいかない人たちです。



二割の親友とはこれまでの関係を維持し、付き合い方を変える必要があるのは、残りの2つです。




具体的には、絶対に仲良くなれない一割の人たちとは、付き合う努力をしないで思い切って距離を取り、そのエネルギーを七割の人たちとの関係構築に使います。



これが「二:七:一の法則」という適切な人間関係を築くためのコミュニケーション理論です。



これを読書に当てはめると、スラスラ読めて、読んでいて楽しい本は親友である2割に当たります。これに該当するジャンルの本、もしくは好きな作家の本はためらわずにどんどん読むようにしましょう。




反対に、一割のどうしても合わない本とは距離を置きます。それは、世間から評価の高い名著と呼ばれるものでも、人から薦められたものでもそうです。自分の直感が認めないものを受け入れてもしょうがないということです。ムリに読もうとしても、余計な時間とエネルギーを使うだけなので、そのエネルギーを残りの七割の本を読むために使います。




そして、その七割の本を選ぶ時に「この本を読めば人生は変わるか?」という判断基準を持つことで、より質の高い読書習慣を身につけられます。本を読むときは、是非この「二:七:一の法則」を使ってみて下さい。




2.戦わない経営 著:浜口隆則


「起業のプロ」浜口氏が経験をもとに、起業と経営の本質を分かりやすくまとめた本です。横版で文字が大きくすぐ読み終わる中身になっています。一個一個のテーマがはっきりしていて、テーマを見るだけで著者が何を伝えたいかが分かるようになっているので、今回はその中から箇条書きにていくつかを紹介します。

・経営は、関わるすべての人を幸せにする仕組み。経営は、人を幸せにするためのビジネスという仕組みを、ちゃんと運営するということ



・幸せをつくるのが会社であり経営。会社はお客様・社員さん・協力業者さん・株主さんといった会社に関わるすべての人の幸せをつくるもの。社長は幸せの専門家。そのために社長は幸せについてもっともっと勉強しなければいけない。



・小さな会社の正しい戦略は戦わないこと。幸福を追求しながら生き残っていくためには戦ってはいけない


・戦いの一つ一つをなくすことが、戦わない経営。でもお客さんの一番になることが大事。



・優れた会社は自分の存在する場所を徹底的に考えている。ポジショニングが大事(敵がいないこと・お客様にとって一番の存在であること)=ブルーオーシャン戦略



・誰でもできることを誰もやらないくらいにやること(すぐやる・整理整頓・継続)


・人は思い込みで生きており、自分が考える常識に従って生きている。でも常識と正しいことは違う「未常識」を発見してみる。メンタルブロック(自分では正しいと考えている思い込み)を打ち破ることで成長する。


・大きい会社でもなく、強い会社でもなく、優秀な会社でもない、愛される会社に


・成功し続ける人は100%自分の人生を受け入れる。他責でなく自責。

・何もしないことが一番のリスク。やるリスクもあるがやらないリスクもある


3.GACKTの勝ち方 著:GACKT

本当に名著だったので、ぜひ皆さんにも読んでほしいです。一つ一つの言葉が、GACKTさんの人生観、また結果を出すためにどれほどの覚悟を持って努力し続けてきたのかが文章からにじみ出ているような凄みがあります。今回は一つだけ、本文の抜粋とともに印象に残った部分を紹介したいと思います。



できないは無い』が基本。



有言実行。


だから、 「できません」と言われれば、『できないんじゃない。どうすればできるのかを実践できる思考になれ

もちろんこれを言われても、最初は意味が分からないだろう。




だが彼らに対し常に言い続けていると、「これはできない」と思い込んでいたことが、「どうすればできるのか」という思考に徐々に変わっていく。




そして、【できるまでやる】という行動が、【ヤレばできる】という結果を生む。【できない】には理由がある。




「できない。無理」が口癖になっている人は、その口癖を封印してみろ。言わないと決めるだけでいい。




やるしかないからやった。結果やれた」に変わっていく。



できない、など無い




GACKTさんはよく、人生において選択をするときは、必ず困難な方を選べと言います。変に予防線を張るよりも、「やらざるを得ない環境に身を置く」ことが何より重要であるということです。


よく、泳げない人を、足がつかない水中に放り込んだら、泳げた。と言われますが、人生何事においても成功した人が口を揃えて言うのは、「やるしかないからやった」ということです。日々想像を絶するプレッシャーに身を置いているアスリートも必ずこういったことを言っています。いざもうダメかもしれないと思った時こそが、次のステップアップにきっとつながるでしょう。



いかがでしたでしょうか?メジャーな本から、全く普段目にしないようなマニアックな本など、どんな本でも構いませんので、初参加の方もリピーターの方も大歓迎です!お待ちしております!

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