オススメ著者③ ~ひろゆき~


名前: ひろゆき(西村博之)

職業:匿名掲示板・2ちゃんねるの開設者(現在は譲渡)、経営者

略歴:1976年、神奈川県生まれ。中央大学卒。アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2015年には英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。

著書:「無敵の思考ー誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21」「働き方 完全無双」

最近はホリエモンこと堀江貴文との共著(ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね ~常識を疑えば未来が開ける~他多数)も増えて有名になりましたが、今の20代くらいのミレニアル世代であれば誰もが知っているし一度は閲覧したことがあるであろう「2ちゃんねる」の管理人をしていた方です。彼は「飄々」「自由」を地で往くような人物で(笑)、著書を読んでいるとこの人変わってるな…と思う一方で、普段のサラリーマンの職場にはいないような思考や鋭い感性があり、感心することが多いです。

今回は彼の代表的な著書、「働き方 完全無双」の内容を少しかいつまんで紹介したいと思います。


1.ワンチャン狙いながら幸せを目指す

いわゆる「安定した日本企業」に勤める方には理解できない生き方なのではないでしょうか(笑)しかし彼は「世の中っていつチャンスが巡ってくるかわからない。全くない事は無いにしても、もしかしたらただに1回きりかもしれない。だからこそそんなワンチャンつかむための方法として、新しいサービスにはとりあえず触ってみろ」と本で書いています。

例としてyoutuberのヒカキンさんがあげられてました。今は有名人ですが、youtuberはじめたての頃の彼はきっと「コイツ何やってんだ?」ってみんなから思われていたのではないでしょうか。しかし、何年後かになって大成功を納める人っていうのは、「たまたま続けていたら成功した」という方が多いです(この続けるということが大切で、かつなかなかみんなできないのですが)

ひろゆきさん自身も、2ちゃんねるは当時数人の仲間とやっていたそうですが、周囲は仕事の都合や方向性の違いからみんなやめていき、最終的にはひろゆきさんだけが残り、結果大成功しました。その時も彼は「何もたいしたことはしてないし(笑)」と飄々としていたそうです。


2.「イヤなこと」をやるためのスキルが人生をラクにする

人生避けられない「イヤなこと」はたくさんあります。その発生はどうしても避けられません。どのように終わらせるか、いくつかの方法が紹介されています。

  • 基本は「ダメなやつ」と思って、自分に甘くする
  • 「なんでもやります」をやめて、仕事を手離れさせる
  • ゲームとして割り切る

一つ目の、「自分に甘くする」は、真面目な性格の人ほど拒絶する考え方だと思います。勤勉を美徳としサボるのを悪と捉える日本の慣習はある種自分の首を絞めているともいえます。本当に辛くなったら逃げてもいいし、仕事に関してなら自分の基準のハードルを下げて、「まずは7割でも仕上げる」という考え方を持つことも大切ではないでしょうか。かのフェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグも「完璧を目指すよりまずは終わらせろ」と言っています。まずは自分に余裕を与えることが大切なのです。

3.てっとり早く能力以外の部分で「レア」になれ

会社など組織社会においては、やはり広義の意味における「能力」の差がモノを言います。能力がないという自覚のある人ほど、能力以外の部分を伸ばす努力をすることで、真向からの能力勝負で苦しんでいる人よりも幸せに生きることができるのだと言っています。

本の中では、「貯金をすること」が挙げられています。貯金は誰でもできますが、それが習慣付いている人は意外と少ないのです(特に若年層)。貯金ができる人は、ランニングコスト(生活費)がかからない。ランニングコストがかからなければ、わざわざ能力勝負でガツガツサラリーマンをやらなくても生活できるのでは?と言っています。また、なぜこんなに仕事で苦しんでいるのにお金がたまらないのか?の理由についても何点か書いています

1つは、「ストレス発散にお金を費やしている」ということ、もうひとつは、「すべてのジャンルにおいて生活レベルを上げてしまっている」ということです。

前者については、いくら外資系の銀行や総合商社で高給取りになっても、ストレスがたまりすぎて休日にそれを発散するのにお金を使いまくっていては本末転倒になります。今のストレスレベルを基準にして仕事選びを考え直すことが大切なのです。

後者については、収入があるからといって家賃の高いところに住めば、それに合わせて、家具や食器などもレベルアップさせる人が多いですが、そうするといつまで経ってもお金は溜まりませんし、楽にもなりません。「自分には意味がない」と思う部分には、主体的にお金を使わないようにしましょう。


いかがでしょうか?普通のサラリーマンではなかなか思いつかないような考え方が多い内容ですが、最近経団連の会長やトヨタの社長が「終身雇用は守れない」と発言しているように、会社に守ってもらう時代は終わりを迎えつつあります。フリーランスや個人事業をする働き方が今後のスタンダードになっていくフリーエージェント社会の中で、私たちのような若い世代は「価値観のシフト」が求められているのではないでしょうか。


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