第165回 読書会開催記録

コロナがだいぶ収束しかけており、参加者もそれに比例して増えてきました(女性4人、男性1人)🌞
結構久しぶりに外のイベントに参加したという方も多くいらっしゃるようでしたし、新規の方でも参加しやすい時期なのではないでしょうか。

それでは今回紹介された本を取り上げていきたいと思います!



1.会話がはずむ雑談力

「雑談が苦手で、どうしても話が続かない」といった悩みを抱えている方は多いと言われています(読書会参加者の方にも多いです)しかし「生まれつき口下手だから」「トーク術ないし」「コミュ力がないし」と諦めてしまうのは早い、、というのが本書の趣旨です。

沈黙が続くとつい焦ってしまうものですが、沈黙特有の「気まずさ」「居心地の悪さ」をなくすには??それも無理なく。。それは簡単なテクニックを使えるようになりさえすればよいということです。

 

本書では、まず「10秒の雑談を身につけよう」ということを勧めています。


長時間におよぶ雑談は意外と仲良い人としかしないものです。実際は日常生活においてもっとも多い雑談の形は、ちょっとした「隙間時間」です。この「すきま時間」を「気まずさ溢れる時間」から「気楽な時間」にすることが重要なのです。


【10秒雑談の簡単な例】
オフィスの階段でばったり顔を合わせた同僚(そんなに仲良くはない人(笑))との10秒雑談
「先週社内フットサルだったんだって??」
「大雨で散々だったけどな!」
「今度、お前も一緒に行こうぜ」
「ああ!また連絡する」

 これで、約10秒です。

文字で見ると簡単そうですが、意外とこの基礎的な会話から始めることが大切だということです。



2.人生は20代で決まる

本書は全米でも大ヒットを記録した本の和訳版です。TEDトークが驚異的なビュー数を記録し世界的注目を集める心理学者が、理想の将来のつかみかたをアドバイスするベストセラー作品です。

この本の冒頭で著者はストレートに、「人生の方向性を決める出来事の80%が35歳までに起こる」と言っています。35歳を超えてからは、キャリア(転職)・結婚・自分自身のパーソナリティといったものの構築を全てこなすには時間がないと言います。


「20代はまだまだ若いから大丈夫」「20代は自由を謳歌をしていたほうが良い」と年上の方と話すと100%言われるのではないでしょうか(笑)。。20代の時しか遊べないと考えている方は多いですが、この本を読むと考え方が変わるのではないでしょうか。20代で全て決まるとは言いすぎかもしれませんが、今後のキャリア・生涯賃金・結婚相手・あなたのアイデンティティにとってとても大切な時期です。

 

3.Die with Zero(ゼロで死ね)

人生の醍醐味は、「どの年齢でどれくらい金を稼ぎ、どれくらい楽しい経験に金を費やすかだ。」というフレーズに始まる本で、日本人は外国と比較すると遅れていると言われてはいますが、将来に向けて資産形成をしている、またはしようとしている人に向けた本です。

まず本書でいうところの、「ゼロ」は資産のことを指しており、手元に残さずに死にべきであるというのがテーマとなります。

これは当然、お金をむやみやたらに使いなさいという浪費を奨励するような本では決してありませんが、なぜ著者は「DIE WITH ZERO」を重視するか。それは多くの人が、「老後の不安が・・・」「もしクビになったら・・・」とお金を貯めることが人生の目的となってしまい、それと引き換えに今しか出来ないことまでも先送りしてしまっているからです。日本人は特に老後の人生が長い先進国であるため、老後の楽しみを引っ張る傾向が強いとされています。

そうならないように以下の3つのポイントを理解する必要があると書かれています。

  1.  人生の早いうちに良質な経験をすることが大切
  2.  お金、健康、時間のバランスが大事
  3.  あの世にはお金を持っていけない


特に3つ目の「あの世にお金を持っていけない」については、相続の観点から述べられています。
日本人はかなりの割合で、死後に資産を残すことが多く、例えば子供に相続した場合、その子供もある程度年をとっていて、あまりお金があっても使えない・・・というパターンも多くあります。そして実際、「死ぬときに1億円の貯金がある場合、1億円分のタダ働きをしたのと同じ」なのです。お金は使うためにある、、とも言いますが、あの世にはお金を持っていけないため、必要以上に貯めることに使った時間は無駄であるという考え方です。


たいていの場合、相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのある金の使い方ができないということです。相続人が資産を早く相続することで、相続人が人生を楽しむためにお金を使える可能性が高まると提唱しています。

 

いかがでしたでしょうか。

読書会は今後開催頻度をすこしずつ元の水準に戻していこうと考えておりますので、新規の方もぜひ一度遊びにいらしてください。📚

 

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