~第124回 読書会開催記録~
ホントに久々の読書会開催記録の更新になります!(笑)
新型コロナウイルスの感染が拡大してからというもの、しばらくはオンライン開催でやっていましたが、実は6月以降はちょくちょく感染防止に留意しながらオフラインでの読書会も実施してきました。
開催記録を3月以降全く更新していなかったのに気づいてくれた常連の方から、「たまには開催記録を更新しとかないと、実際は開催しているのに稼働していないような幽霊サークルみたいになるよ(笑)」と言われたので、サークルの生存確認的な意味で、開催できた時は簡単に都度都度更新していこうかなーと思います。
この日は神保町で、キレイな晴れ間の日🌤に開催しました!紹介していただいた本を簡単に紹介していきます。
1.スタンフォードの自分を変える教室
あまりに有名なベストセラーです。要点としては、意志力(注意力や感情や欲望をコントロールする力)は、先天的なものであり、後天的には変えられない、鍛えることができないものなのかという問いから始まります。結論からいうと可能だということです。
著者のケリー(ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学ぶ。その後スタンフォード大学で博士号を取得)によれば、意志力は、①禁煙、ダイエット、節約等、「行わない」ための力、②目標に対して努力する等の「行う」ための力、最後に③自分が本当に望んでいることを思い出す、望む力からできているのだという。
意志力は、人生の成功のためには、不可欠ですが、その強化のための具体的な理論、実践的な方法を体系的に説明している本書は、精神論に留まる他書とは違うものです。アメリカの学術書には珍しく、日常生活に落とし込みやすいメソッドも多く書かれています。
2.日本人とユダヤ人
匿名の「イザヤ・ペンダサン」氏が書いた、ユダヤ人を通じて日本人をあぶりだすという内容の本です。「自分と他人は違う」よく言われるし、分かっていても難しいこの概念をあぶりだしているとも言える名著だそうです。
「日本人は水と安全はタダだと思っている」という言葉や 「ユダヤ人にとっては、明日がどうなるかは絶対だれにもわからないので、明日の生き方は、全く新しく発明しなければならない」 という、どこか聞いたことのある言葉から、民族性の違いを痛快に表現しています。
3.「仕事ができるやつ」になる最短の道
ビジネスマン、特に新人の頃は特に、「仕事ができるやつ」になりたい、と思うのではないだろうか。しかも「最短」でなれるのが理想だと、効率性をとりわけ求める。
一見よくあるビジネス本である。しかしこの本が変わっているのは、奇をてらったノウハウ的なものは何ひとつない。むしろ当たり前のことだと感じることのほうが多いのだ。突飛でユニークなメソッドを期待して読むと、がっかりすると思います。しかし逆にその当たり前がおろそかにされがちだからこそ、なかなか「仕事ができるやつ」になれない(笑)とも言えます。。。
著者は、デロイトに入社後、経営コンサルタントをこなす中で、経営者の成功と失敗を数多く見て、その中から「仕事ができるやつ」の共通点を見出し、ブログで発信してきた。本書では、そのブログから選りすぐりのノウハウを「今日」「1週間」「1か月」「1年」「3年」「一生」と習得期間の長短に応じて分類し、それぞれのステップでやるべきこと書いている。
4.HAPPINESS IS… 幸せを感じる500のこと
「抱きしめられて眠る」「上手にできた陶芸」「Lサイズピザ」「自転車で下る坂道」「落としかけた携帯をキャッチできた」などなど。。作家とイラストレーターの夫妻が、日常と非日常の中で幸せを感じる500のことを、子供でも楽しめるタッチのイラストとともに描いています。
どれもワンフレーズ。とにかくシンプル。特別なことばかりではないのに、どれにもつい共感して笑顔になれます。紹介するのを聞いただけで、ほんの小さなことに満足することの大切さを思い出すことができました。発売とともに世界各国で話題となっている本です。
以上、全ては紹介できませんでしたが、久々の開催記録になります。
コロナがどうなるか分かりませんが、オンライン/オフライン。自粛/久々の外出を経て分かったことは、誰かと直接会って話すことは大事だなあということですね。もちろんデジタルやリモートといったもので代用可能な物事も今回のコロナでよくわかったわけですが、それより何より人はリアルな人との触れ合いを求めるということですね(笑)
読書会を触れ合いの場として、そしてたまにフラッと来たくなるような場となるよう、細々とではありますが継続して開催していくので、初参加の方も、今まで一度いらっしゃった方も、ぜひ遊びにいらしてください!