~1/18 読書会開催記録~
本日はこのクソ寒い⛄&足元の悪い☔中、ご参加頂いた方々本当にありがとうございました!!
雨の日等天候は悪い日は参加者がガクッと減ってしまう傾向があり、一年前に読書会を始めた当初は参加予定者が当日全員ドタキャンになってしまい、主催メンバー二人でカフェで寂しくコーヒー飲んで駄弁っただけで帰る日もあったのが懐かしいなーと思います。
あれから毎週のように定期的に開催できるのは新しい参加者ももちろんですが、何度も顔を出してくれる常連の方のおかげです!感謝しております!
今回紹介していただいた本を振り返りたいと思います!
1.Principles 著:レイ・ダリオ
レイ・ダリオという方をご存知ですか!?アメリカでは歴代史上最高のファンドマネージャーと称されるほどの投資家です。私は正直有名な投資家というとウォーレン・バフェットくらいしか知らなかったのですが(笑)。
1975年に、投資活動をわずか2LDKのアパートでスタートし、その後の40年で世界最大のヘッジファンドを作り上げたという投資界のレジェンドです。その彼が「人生の原則」と銘打ってその内容をまとめたのが、本書です。
「Principles」とは原理・原則といった意味です。
成功するために必要な原理・原則として一つ彼が挙げているのは、「たくさん努力して上手く失敗すること」と述べています。努力することはまあ当たり前かなーという感じですが、個人的に「上手に失敗する」というのは刺さります。立ち直れないくらいボロボロになるまで頑張って消えていくということではなく、手痛い失敗を体験しても、そこから学び、またすぐ軌道に戻るということです。この「上手く失敗する」匙加減を掴むことが、人生の成功のprinciplesを掴むために必要なことなんだろうなと思います。これは人に教わるものではなく、自分で見つけるもので、個人差があるものだと思います。
また著者は成功原則は主に5つのステップで構成されるものだと述べており、これらステップの繰り返しが、「上手く失敗すること」とも繋がってくるのです。
1.明確な目標を作る
まずは、将来どうなっていたい、なにをしたいのか?等の個人の目標を明確にします。大事なのは、目標と欲望を区別し、人生で本当に必要なものから定めていくのです。
2. 問題点を明確にして、逃げない
現状においての問題点から逃げずに、問題には大小ありますが、それを解決すれば大きな見返りがあるだろうと推測できる問題から取り掛かり、そういった問題点は絶対に避けることのないようにしていくのです。
3. 問題の根本にある原因を探す
目標を邪魔してくる根本的な原因、誘惑等を把握し、客観的に自分を見つめ直します。
4. 計画を策定する
計画しても計画通りにいかない!という方は、計画の作りが甘いそうです(笑)。実行する前の計画の策定を怠ったまま飛び込むと上手くいかないそうです。個人的には計画を策定するのに時間をかけすぎて行動に移せなくなるのも問題だとは思いますが…(笑)
5. 最後まで実行し続け、やり抜く
素晴らしい計画を立てても、実行しなければ意味がないのは当然ですよね。目の前の問題を解決するだけでなく、そのプロセスが計画通りに進んでいるのか?進んでいないとすればどのように軌道修正をかけていくのか?その繰り返しで成功を手繰り寄せていきます。
正直、至極当たり前のことしか書いてないんだなと感じる方も多いかなとは思います。ただ、稀代の天才投資家も、成功するにはこれしかないと言っているんです。この5つのステップは終わりのない反復作業であり、一つの目標をクリアしても、またすぐに新しい目標が出てきて、また新たな五つのサイクルがスタートします。このサイクルを繰り返すことによって必ず出てくる「失敗」は前述した「上手な失敗」になっていくのです。
2.超一流の雑談力 著:安田 正
雑談が苦手な方ってかなり多いんじゃないかなと思います。特に社会に出て割と個人作業が多い職種についている方だと、何万も支払ってコミュニケーションのセミナーに通われる方も多いと聞きます。読書会を主催していると基本9割雑談、1割本紹介くらいになってしまうんで(笑)、雑談への苦手意識はだいぶなくなったような気がします。実際社会に出てからすぐの頃は自分もコミュニケーションが苦手で苦労した時期がありました。
本書はコミュニケーションの本としては割と新しいんですが、かなり売れています。売れている本が良書とは限らないのですが、多くの方に読まれている本には何か必ず理由があるので、ある程度本を選ぶ指針にはなるかなと思います。ちなみに世界の歴史の中で一番読まれている本は「聖書」であり、二番目に読まれている本はマルクスの「資本論」だそうです。この日の参加者の方に教えて頂きました(笑)。読書会やってると自然に雑学も増えるんで話のネタが増えます。口下手の強い味方です(笑)。
以下、本書で紹介されていたメソッドの抜粋です。小分けに章が分かれているので、全部に目を通してみると必ず何か突破口が見えてくるのではないでしょうか。
1. 会話の序盤の自己開示は自慢話はせず、軽い失敗談を話して意外性を作る
相手とのコミュニケーションはファーストインプレッションが大事だということは様々なところで言われていることだと思います。そして誰もが悩む部分です。何を話せばいいか分からない…という方は適度な「自己開示」をすることが有効的だそうです。もちろん自分のことばかり話すのは論外ですが、今、初めて会った目の前の人がどんな人間か?が全く読めない状況では、相手も安心して会話できません。そこで自己開示がキーポイントになります。
具体的なやり方は「自慢話はせず、軽い失敗談を話す」といったことです。また意外性やギャップを生む情報を初対面の時に相手に植え付けるのがすごく良いようです。「見た目チャラそう、でも実はまじめ」や「堅物そうに見えるのにギャグセンスがある」等…があると相手が魅力を感じてくれやすいのだとか。ただし一方で、「堅物そうに見えるのに超いい加減でチャラい」などは逆効果なギャップになるので、使いどころ、使い方を日々のコミュニケーションの中で養っていくのが大事です。
2.相槌の「さしすせそ」が会話のテンポを作る
コレは私が今の会社に入社した際の新入社員研修でも教えられた内容だったので笑いました。ただ言えばいいってものでもなくて、大事なことは相手からの話を聞いて、実際自分はどう感じたか?どう考えたか?を伝える最初の一歩として、下記の、「さしすせそ」の相槌を活用するのです。あくまで自分の考えや感情の変化を言葉にするということです。
さ:さすがですね し:知らなかったです す:素敵ですね
せ:センスがいいですね そ:それはすごいですね
人によって若干の表現の差異はありますが、こんな感じだったかなーと思います。大事なのはこのさしすせそそのものではなくて、相手の話に興味があるというリアクションをきちんと相手に返してあげるということです。しっかりと話を聞き、言葉や動きに情感を込め、それを相手の目を見て伝えてあげる・・・「この人はちゃんと話を聞いてくれる」と感じ取ってもらうことが目的です。
いかがでしたか??
読書会はいろんな本を知れるだけではなく、コミュニケーション力も間違いなく身に付きます。というのも、もともと自分の価値観になかった本が紹介されている際も、それを肯定的にとらえ、自分の糧にするための会話を繰り返すという行為でもあるからです。
会社や自分の友人の付き合いももちろん大事ですが、こういった全く繋がりのなかった人との出会いと交流によって、自分自身かなり人間力を上げてもらったなーと感じています。
私たちと一緒に読書会を作ってくれる同世代の方はいつでも募集してますので、興味のある方はぜひ一度!