~12/8 読書会開催記録~

この日の読書会は先週と打って変わって、ビジネス書(自己啓発系)オンリーの日となりました!!👔
持ち寄られる本のジャンルによって会の雰囲気や雑談の脱線の仕方も全然違うので、主催側としてはそのギャップを楽しんでいます(笑)。


早速、この日に紹介された本を簡単にまとめたいと思います!
当読書会では、比較的メンタル系の本を紹介していただくことが多いです。仕事や日常の心の持ち方の参考になることばかりで毎回話を聞くのはもちろん、実際に実践すること自体を楽しみにしています(笑)。オススメの書籍等がありましたら是非紹介してくださいね!


1.ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 

数か月前のラグビー日本代表の快進撃は凄かったですね。ルールも良く分かっていないのにテレビにかじりついて観戦してました!(笑)。


本書の主人公は、その前のW杯、ルーティンも含め一躍時の人となった「五郎丸選手」のメンタルトレーナーの方の著書です。この著者のメンタルトレーニングがなければ、指を合わせるあの独特の通称「五郎丸ポーズ」は生まれなかったと言われています!当時五郎丸選手がラグビーW杯に出場していた際は、強豪国南アフリカに勝利したことがフィーチャーされていましたが、その日本代表の大活躍の裏には、フィジカル面だけでなくメンタル面をしっかり鍛え上げれれていたことが大きいとされています。



そこで本書ではラグビー日本代表のメンタルコーチを務めた著者、荒木香織さんが、最新のスポーツ心理学から導き出された「メンタルの鍛え方」を紹介しています!アスリートでなくとも必ず参考になると思います!



~ルーティンはゲン担ぎではない?~

メディアにもたびたび取り上げられ、社会現象にもなっていた、五郎丸選手がキック前に必ず行っていた、前屈姿勢になり、両手を組む動作は、実際のプレー(キック)の前に決まって行う「ルーティン」であり、「プレ・パフォーマンス・ルーティン」と呼ばれています。もともと五郎丸選手のキックは精度の高さで有名でしたが、ワールドカップという重圧のかかる舞台で同様の高いパフォーマンスを維持したまま戦うためには、安定感を更に向上させなければならない必要性を感じていたようで、そのサポートを本書の著者である荒木さんと二人三脚で完成させたのだといいます。
 

一見すると、両手を合わせていることから祈っているように見えるのか、ニュース番組でもゲン担ぎと紹介されとぇいたり、実際ゲン担ぎだと感じている人と思っている人も多いようですが、実際はきちんとプレーの質を上げるために意味のあるものであった事が分かります。先ほど紹介した、「プレ・パフォーマンス・ルーティン」とは、本番でプレーを行う前に、ルーティンそのものを正確に行うことだけにとにかく集中することによって、あらゆる雑念を取り払い、目の前のことにだけ意識を向けることができるというものです。スポーツ心理学の権威の論文等でも、「ルーティンを持つ選手のほうが、持っていない選手より安定性が高く、高パフォーマンスを披露できる」ことが実証されています。他の有名なアスリートで言えば、最近引退後、草野球に姿を現したことで話題になった日本球界のレジェンド「イチロー選手」のバッティング前の腕をさすり、バットを前に向けるものがあります。イチロー選手の場合は、本番以外の部分でも、日常生活の流れ(起きる時間、食べるモノ、球場へ入る時間、練習メニューなど)を寸分の狂いもなく一定にしていることでも有名です。日常全てをルーティン化することで、本番に最高のパフォーマンスを出せるようにしているのです。


アスリートではない方でも、このルーティンの考え方は応用できます。大事なミーティングの前、大勢の前でのプレゼンテーションの前などに自分の決まったルーティンを作っておくと、パフォーマンスが安定します。緊張しやすい人にこそ試してもらいたいと思いました!


~ネガティブ思考を停止するには?~


話を五郎丸選手に戻すと、彼は豪胆さと冷静さを併せ持った落ち着いたイメージがありますが、実のところ非常にセンシティブな面もあるようで、チームメイトがミスをするとイライラして平常心を失い、自らのパフォーマンスを低下させてしまうことがあったそうです。要はネガティブな方向に意識が向きやすかったのだそうです。

そんな彼に荒木さんはどのようなアドバイスをしたのか?前項のルーティンと似ている部分もありますが、例えば「イライラしている」と自覚したときは必ずラグビーのゴールポストのてっぺんを見る。そうすることで自然にその場で感じた感情、考えそのもの自体をやめるように意識するのだといいます。



当然いきなりやってと言われてできるものではありませんが、ゴールポストの上を見たら自動で思考をストップする訓練を繰り返していくうちに無意識のうちにリセットができるようになります。最初は意識しないとできませんが、慣れればそれが自然になるそうです。思考停止するにはなんらかの「手段」が必要不可欠なので、イライラしたり、他の物事に振り回されているなと感じたときは「これを触る」とか「何かを叩く」といった、自分なりのリセットの「手段」をあらかじめいくつか考えておくことが大事です。深呼吸程度でも全然違うみたいです。


2.27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力


「27歳からの~」シリーズの皮切り的な本です。ビジネス・リーダーの育成で有名な、「グロービス経営大学院」が出版している本です。かなり基礎的な内容を踏まえて書かれており、主に取り上げられるテーマは、「学び方を学ぶ」 「学びのサイクルを回す」「ビジネスマンとして成長するため、生活自体を、学び続けるサイクルに変えていく」というものです。「学び方」のバイブル的本です。実用書チックな難解さはあまりなく、横書きで図も多く読みやすい中身となっています。


さて、本書で取り上げられる「学びのサイクル」とは、以下の4つから成り立っています。


① インプットする


② 次のために振り返る


③ アウトプットする


④ フィードバックを受ける



日常から意識的に上記のPDCAサイクルを回すことで、学ぶ習慣をつけることができ、学びから自分の成長が生まれ、「なりたい理想の自分になろう!」ということです。


サイクルを回す上で大事なのが、


まずは、「キャリアを考え、何を学ぶのかを決める」



ということです。



要は就職活動でよく言われるような、「自己分析」が大切ということになります。自分を一旦俯瞰して見ることで「現状の自分」と「理想の自分」のギャップを認識し、ゴールを定め、そこから逆算して自分がやるべきことをあぶりだしていくということです。
そのギャップを埋めるカギとなるのが「学ぶ」ということになります。



「学びのテーマ」を明確にすることで、学ぶプロセスの中で困難や苦労はすることはあれど、芯がブレることはありません。紆余曲折しながらも続ければ必ず理想の自分に近づけます。



「学びのテーマ」を決めたら、いよいよ次は「学びのサイクル」を回すことになります。


学びのサイクルについては、ここには書ききれないほどノウハウが詰め込まれていますので、興味のある方はぜひ手に取ってみて下さいね!


いかがでした?

よく、参加者の方から、「主催メンバーは紹介された本を全部読んでいるのか?」と聞かれますが、全部は読んでいません!(笑)。ただ、紹介された本は中身とあらすじがある程度頭に残るので、書店に行った際は軽く流し見することはしています。限られた時間のなかで、より多くの本の情報に触れ、自分の知識や価値観の幅を広げることができます。



普段から読書家な方でも、普段は遊んでばかりで(主催の一人も昔はそうでした(笑))全く本を読まない方でも、大歓迎ですので、ぜひ一度遊びに来てください!

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