~8/3 読書会開催記録~


真夏日🔥が続く中、読書会のご参加ありがとうございました!
涼しいカフェにいられるだけで読書会をやってるかいがあるというもんです(笑)

今日のテーマは、「斬新なアイデアの創り方とは?」です!


よく「若い人が持っているクリエイティブなアイデアを期待します」と聞きますが、そのアイデアはどこから生まれるのでしょうか?



テーマ:斬新なアイデアの創り方とは?(参考著書:アイデアはあさっての方向からやってくる)


作者は、斬新なアイデアとは、「関係性がないように見えるものが、結びついて面白くなったもの」だと述べています。


1.アイデアを生み出したい時ほど、「あさっての方向」や「ムダ」が大事。


自分の価値観の中で行動し、効率のみで物事を考えると「想像の範囲内の仕事」しかできなくなってしまいます。「異なる価値観=多様性」です。アイデアは最短ルートで無駄なく生み出されるものであるという間違った観点が存在しますが、「即効」を求めすぎては、アイデアは生まれません。


人間は「ムダ」があるから、日常に潤いが生まれるんです。ムダがなければ、ロボットと同じでつまらなさしかありません。合理性は重要ですが、AI(人工知能)が発展してきているこの時代だからこそ、人間にしかできない、人間らしさという考え方が重要になってきます、効率性、合理性なんてロボットに丸投げしましょう。


昨今推し進められている、「働き方改革」で”残業できない”、”効率効率”という考えが広まりがちですが、「ムダな」時間や余裕を作り出し、アイデアを生みだすための働き方改革があっても良いのではないでしょうか。それが長期的には会社のためにもなると思います。


2.情報は整理しないでため込む


斬新なアイデアは散らかった情報の中から突然変異的に生まれるものです。これが「閃き」と言われるものです。みなさんも経験があるのではないでしょうか。


見聞きした情報や思いついたことは、整理・分類をせず、すぐにノートに書いてみましょう。脈絡のない殴り書きで良いんです。その時思いついたアイデアは二度と思いつかないかもしれません。みすみす忘れて逃すのはもったいなさすぎます。


この際は、とにかく書き残す「二軍ノート」と、その中から選抜して書き写す「一軍ノート」の二冊を用意することが大事です。「一軍ノート」に書き写すときは、「二軍ノート」に書いた情報を1カ月熟成させるそうです。アイデアは見るときによって変わるという性質があるからです。



メモは、起業家やアスリートなども声を揃えて絶賛しています。最近ヒットしている前田裕二さんの「メモの魔力」や、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の起業家、赤羽雄二さんの有名な著書「ゼロ秒思考」にメモのメソッドが書いてありますので合わせて読んでみると面白いと思います。



「雑談のネタになれば十分」「数が増えていくのが単純に楽しい」という趣味感覚でやるのが長続きのコツです。楽しんでメモを取りましょう。ある日、溜めたアイデアが一気に繋がる瞬間が必ずあるはずです。



3.日常の違和感を見逃さない


人間生きていると、特に若ければ若いほど感性が豊かなので、日常の生活の中に違和感を覚えます。最たる例は職場ですね(笑)。この時、すぐに仮説を立てるクセをつけましょう。「違和感」や「文句」は欲望の裏返しなので、やりたいことが分からない、どうすれば幸せなのか分からないという方は、日常で自分が感じる「文句」を拾いましょう。



違和感は普段からアンテナを高く広くたてていないと気づくことはありません。とくに日本的組織では機械的で思考停止する傾向があるので、余計気づきにくいという悪循環になってしまいます。また、気づいたとしても、すぐに仮説を立て、違和感の原因を突き止めていくクセをつけないと、違和感は活かされずに消えてしまい、物事が何も好転しないということが起こります。突き詰めて考えなければ、現状に変化は絶対に起こらないのです。



そして、この”気づく”と”考える”が日本人には最も欠けているものだということです。本来、「人間は考える葦である」ということわざがあるように、考えなければ人間の価値はないと思っています。面倒くさがるのはもったいないです。上記のメモと合わせてトレーニングに取り組むと楽しさが倍増すると思います。


また、「文句を拾う」という考え方は素晴らしいと感じました。職場でも、プライベートでも文句ばかり言ってきて嫌な人はまわりに一人はいるものですが、その人の欲望が何なのかを考えてみるのも面白そうだし、思いもよらない発見があると思います。自分の文句も、それが根源的な自分の価値観と結びついているパターンは非常に多いといえます。



アイデアを生む考え方やその手法、そして楽しみ方は、学校ではなかなか教えてくれません。



一見無関係なものがいかに自分たちの生活の中で大切なものになっているものを生み出しているのか、また日常で情報を見落としていないか?、またもっとこんなに面白い行動ができるのか、という普段時間や仕事に追われているとなかなか目がいかないことを楽しく勉強することができました!


当読書会には、サラリーマン、フリーランス問わず、企画職の人、好奇心旺盛な人、日々の忙しさに疲れていて、なにか潤いがほしい人(笑)など様々な方が参加しています。ぜひこういった千差万別の考え方に触れて、新たな刺激を得るきっかけにして頂ければと思います。



読書会は毎週末開催していますので、ぜひ一度遊びに来てください。来週からは自由が丘の広いレンタルスペースを貸し切って行う読書会もスタートします!✨



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