「話すチカラをつくる本」~オススメビジネス文庫本紹介①~


今回から、主催メンバーがビジネス書を読まれない方にもオススメでき、かつコンビニの雑誌コーナーにあるような気軽に手に取れる「ライトな文庫本」を紹介していきたいと思います!


「話すチカラをつくる本」 著: 山田ズーニー

数々の「口下手のための〜」や「初対面でも怖くない〜」といったテーマの本はありますが、割と内容は似たり寄ったりなので、良かった1冊をきちんと読み、””実践””及び””継続””することが大切だと思います。本書は非常に読みやすく、短いのに内容がよくまとまっているのではないかと思います。



1. 「何を言うか?」より、「誰が言うか?」


 究極ですよね。中年太りのオッサンに言われる「可愛いよ」と、イケメンに言われる「可愛いよ」では同じ言葉でもその価値に金と泥くらい差があります(笑)



「誰が言うか?」言葉に説得力を持たせる上で大切なのは、「メディア力を高める」ということです。



先程の中年太りのオッサンを例に取ると、新橋の飲み屋にいるようなオッサンではなく、「大手芸能事務所のスカウト兼プロデューサーをやっているオッサン」というバックグラウンドが付与されると、、、先程の「可愛いよ」がまた別の意味を持ってくると思いませんか?



ここでいう「メディア力」とは、決して見た目ではありませんよね。「職業」「職場での役職」「人生経歴」「学歴」「家柄」「周囲からの評価」など無数に存在するのです。




相手に自分の思っていることをスムーズに伝えるには、先に挙げたメディア力のうち、1つでも相手に刺さるモノがあれば良いということです。🗣




メディア力を高めるために、「伝えたい相手にマッチするセルフブランディングをする」ことが大切です



今巷で流行りのyoutuberや、tik-tokerについて、「なんであんなクソ面白くもない動画が流行ってんだ!?」と感じたことはありませんか?(私はありますw)




彼らは自らを様々な面でブランディングしメディア力を高め、そこに共感を集めることで、「自分という存在そのものがブッ刺さる人間、自分の言いたいことがスッ…と頭に入ってくれる人間を作っている」のです。



これを理解すると、どんな相手にも工夫次第で何でも言いたいことは伝わるし、芸能人や有名人だからSNSとかも上手くいくんでしょ?と諦めることもないのではないでしょうか?


2. 考えないことは傷になる

「答えが出ずに苦しんでることを自覚しているうちはまだ良い、なんとなく考えずに生きている時の方が、傷は深く刻まれている」といいます。

また、考えなくても良いということは自由ではありません



ではなぜ普段から考えない人が多いのでしょうか?



答えは「物事に問いを持っていないから」「問いが大きすぎて考えるのが面倒になるから」この2つのどちらかです。



前者の場合、自分の身近な環境に疑問を持って、考えるクセをつけてみて下さい。


・なぜ自分の周りには〜な人が多いのか👬


・ なぜ今の会社を続けているのか


・ 1年後はどんな生活をしていたいのか?


といった感じです。



後者が非常に大切です。問いを持つことは大切ですが、その問いが「人生ってなんだろう?🤔」や「死後の世界はどうなってるんだろう」といったスケールがデカすぎて何億年経っても答えが出ないことを考えても仕方が無いわけです。必ず「問いは小さいところから始める」ことを徹底するようにします。



大きい問いが1つあるなら、まずはそれをなるべく細かく分解し、1つずつ答えを出していくということを繰り返してみて下さい。



問いを作る→分解する→解決する→満足感と考えるモチベーションが保てる



経団連の中西会長は「終身雇用は守れない」と発言し話題となりましたが、同時に「日本人はいよいよ知恵で飯を食う時代になった」と言っています。



思考停止している人はまともな生活をすることさえままならない時代が来ることを踏まえ、考えるクセをつけていきましょう!


3.正論はなぜ通じないのか?

あ  な  た  の  職  場  に  も  い  ま  せ  ん  か ?


いますよね〜


訳の分からない評価基準、””年功序列””という不確かなレールに乗っかっただけのおじさんが””役職””という全く形のない肩書きを羽織り、部下に正論を振りかざす…堅い日本企業では毎日5000回くらい目にする光景だと思います。



まず、正論が通じない、相手に響かない理由は「正論を言う時に、言う人の目線が言われる相手よりも上にあるから」です。



相手は正しいからこそ傷つき、また傷ついているのに、言われてることは正しいため反論もできないのです。



すると言われた相手は、言った人のことを「自分を傷つける人」とみなします。前々回紹介した「メディア力」が下がってしまうのです。メディア力のない人=魅力がない人です。



正論を振りかざすことは、自分の価値を下げることと直結する愚かしい行為なんです(笑)



もちろん、正しいことをはっきり言うことを否定しているわけではありません。ここでは正論が正しく相手に伝わる方法をお伝えします。



正論をいう際は、、、



① 励ましたり、喜ばせたりといったプラスの感情を持って伝える。



② 同期のような対等な立場、または自分より上の立場、下の立場に関わらず、絶対相手より目線を高くしない(上から目線な言い方、表情をしない)



この2点を意識するだけで劇的に変わります。正論を言わざるを得ない状況にある方(後輩を持った時、自分が責任を負うプロジェクトを任された時など、色々あると思います)、ぜひ試してみて下さい。



当読書会はメインでビジネス書を扱っています(もちろん小説その他の方も大歓迎です)
普段ビジネス書を読まれない方であっても、こういった文庫本タイプならもたれることなくスラスラ読めると思います。実生活で実践し、自分の人生をより良い方向性にシフトチェンジしていけるのが読書の魅力です!


皆さんのオススメの本がありましたらぜひ読書会の場で教えていただければと思いますので、ぜひ一度遊びにいらして下さい。







Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA