オススメ著者④ ~箕輪 厚介~

名前: 箕輪 厚介
職業: 編集者(幻冬舎)、起業家(株式会社エクソダス代表取締役社長)、大学教授(堀江貴文イノベーション大学校)、オンラインサロン運営者(箕輪編集室)
略歴:1985年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、双葉社に入社。広告部に籍を置きながら雑誌「ネオヒルズ・ジャパン」を創刊しアマゾンランキング1位。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げる。「多動力」(堀江貴文),「お金2.0」(佐藤航陽),「日本再興戦略」(落合陽一),「人生の勝算」(前田裕二)などを編集。またオンラインサロン「箕輪編集室」主宰。
著書: 死ぬこと以外かすり傷

オススメ著者、というよりはオススメ編集者…といった方が良いかもしれません。(笑)。最近ではメディアに出演していることも多く、黒子と言われてきた編集者の中でも異彩を放っています。「編集者がでしゃばるべきじゃない」と批判も受けたそうですが、本人は気にも留めず我が道を進む、というタイプで、その考え方や行動力も編集者らしからぬカリスマ性を発揮し、現在のミレニアル世代を引っ張っていく存在となっています。

「ビジネス書業界に革命を起こした」「箕輪が編集した本は絶対にスマッシュヒットする」とまで言われた彼の、(実際、彼が手掛けるnewspicks bookにはハズレがないです)初の自著が今回紹介する「死ぬこと以外かすり傷」です。彼のマイストーリーをもとに、これからの時代に必要なスキルが分かりやすく書かれています。テーマを駒切れにする構成になっており、ユーモアのセンスにも溢れた非常に読みやすい本となっており、若い人のモチベーションを上げるには十分すぎる一冊だと思います。

1.トラブルに身を投げろ!

日々ミスを許されないサラリーマンをやっている私たちには信じられないことかなと思います。もちろん、自らトラブルを起こせ!ということを言っているわけではありません。「トラブルが起きても、それをネタにしてプラスに捉えろ!」ということです。彼自身が学生時代のインド旅行で土産物屋の店員に監禁され、絶体絶命になった際も、当時流行っていたmixiのブログにいかに面白おかしく書くかを考えていたというエピソードが書かれています(笑)。ピンチも見る角度を変えれば、飲み会やトークでネタになる大きな武器となりえるということです。

2.退屈な世界に火を放て

「高校サッカー部時代、3対0でチームが勝っても、フォワードである僕が点を決めていなければ悔しかった。しかし強豪相手に10対1で負けても、自分が1点決めて一矢報いていれば嬉しかった」

この章の一節で、賛否両論あるかと思いますが、若い内はこれぐらいエゴがあっても良いと感じましたし、個人的に深く共感しました。自分の思っていることやしたいことに忠実に生きること、これは若い内しかできないことだからこそ、大人しく弁えることが大人になることなんだと諦めるのではなく、どんどん自己主張をしていくことこそが、常に刺激を得ながら退屈しない人生を送る上で大切なのだと思います。


3.意識くらい高く持て

情報社会と言われる現代で必要なのは、「情報収集力」と「情報編纂力」であると言われています。前者に関してはインターネットやSNSの発達により、誰でも、いつでも、好きな情報を仕入れることができるようになったため、今後はより後者が大切になっていくと思います。選び取った情報をつなげあわせたり、情報をもとに自分のアイデアを作ったりするクリエイティブさが情報化社会において重要なスキルの一つになります。ここで、タイトルにもあるように、意識を高く持ち、情報に対し常にアンテナを張る必要があるのです。「意識高い系」は一種悪口のように使われる場面が多いと思います。しかしはっきり言って、これからは個で成果を作り上げていかなければ食べていけない時代になります。そんな中ニュースやトレンドを常に敏感にキャッチする習慣もない人が生き残ることはできません。

「スマホゲームで人生を消費するな。知っているということがいずれ必ず武器になる。情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい高く持て」

まさに今の若い世代に必要なことだと思います。


彼は幻冬舎に勤めサラリーマンをやりながら、起業家、オンラインサロンの運営、教授など様々な仕事を同時にする「パラレルワーカー」のお手本のような人なので、いずれそういった働き方をしたい人がいるなら参考になると思いますのでぜひ一度手に取ってみて下さい!

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