~5/25 読書会開催記録~
本日盛り上がったテーマは「上京」かなと思います。読書会には地方から出てきたばかりで友人が欲しい!という方の参加も多いのですが、今回はたまたま地方出身にお方の参加が多く、紹介された「上京物語」を題材に、地方の方が東京に来て感じることやそのギャップについて話しました。
まず、地方は世論の通り、人口が激減しています。数年前には栄えていた駅前の風景が、突然さびれてなくなってしまうようなこともあるそうです。経済雑誌の中でも、「なくなるかもしれない自治体」というテーマが近年見受けられますが、「青森市」等誰もが知る自治体が2050年までに破綻している可能性が高いという結果も出ています。また東京に比べて入ってくる情報の量が格段に少なく、それに比例してチャンスも少ないと感じるケースが多いそうです。
そんな時代の中で、若年層はチャンスを求め、東京に上京してきます。そこで地方出身の方が口を揃えて言うのは、「思ったより刺激的で面白い人がいない、出会えない」ということです。東京は多くの大企業が拠点を置いており、必然的に東京で就職する際はそれらの会社を目指すケースが多いと思います。そしてやっと入って実感することは、「社内の人はぬるま湯に浸かっている、安定を求め挑戦はしない」ということです。東京に出て、情報を仕入れ、人と出会い、これからガンガンチャレンジしていこう!と意気込んでいた地方出身の方は、そのギャップに苦しむようです。個人差はありますが、東京で育った方よりも、地方で育ってきた方の方がハングリーさを持ち合わせているし、理想や夢に向かって邁進する力もあるんじゃないかと感じました。「情報等が何でも簡単に手に入る環境ではない」ことが逆にモチベーションにつながっているのではないか?という意見もありました。
北海道から沖縄まで全国の出身の方が遊びに来ていただいているので、東京育ちの方も地方育ちの方もぜひ一度遊びに来てみて下さい。