~第153回 読書会開催記録~

「女性目線」で選ばれる本にはどんな基準があるのか?が今回のテーマです。この回は主催以外参加者が全員女性でした(笑)。

今回はこちらの4冊中2冊を抜粋してご紹介します。(どちらも女性参加者にご紹介頂いた本です)。男女問わず売れている本も多く、書店でみかけた方も多いのではないでしょうか。

 

1.思考デトックス 著:宮本佳実

「可愛いままで年収1000万」などの本で有名な女性起業家、宮本佳実さんの本です。女性の方の著書は、タイトルが非常にキャッチーでセンスがあります。
デザインも奇抜さとシンプルさの丁度よい匙加減のモノが多く、本当読むたびに感心します。書店でもすごく目を引きます。

 

本の中身としては、仕事、恋愛、人間関係、お金など、誰もが悩む課題について、自分はなんだかどれもイマイチだと思う人に対し、手放すことの大切さを説いています。いらないものを手放して幸せを掴むために必要なのが「思考デトックス」である。本書には、若い人なら誰もが陥る「考えすぎ」から脱出して、人生をもっと輝かせるための方法が提示されています。

 

本書には、単純な「部屋のモノ」から「なかなか手放せない物事」の手放し、さらには「もったいないと感じる物事」の手放しまで、さまざまな「手放し」によって人生の幸福を手に入れる方法が紹介されている。全ての「手放し」に共通しているのは、自分が「心地よい」と感じるかどうか。日常に自分が「しっくり」くるものや、自分の好きなことを取り入れることで、他人や他のものに評価軸を置かずに自分らしく生きることができる。直感は人間がよりよく生きるためには不可欠だといいます。

 

2.未処理の感情に気づけば、問題の8割は解決する。

 

本書は、知らず知らずのうちにあなたの行動を制限する「未処理の感情」に、気づき向き合う方法を「4nessコーピング」と名付けて紹介しています。
日々、悲しい、苦しい、楽しい、、といった感情が流れる中、なぜその感情がなぜ浮かんだのか?ということまで考える人は多くありません。というよりそんな余裕もなく日々が過ぎているというのが実情だと思います。

 

本書はその未処理の感情に向き合い、気付き、許し、受け取るためのメンタルケアメソッドが紹介されています。「いつも大事なところで決断できず結果を出せない」「会社を辞めたいけど辞められない」等、日常生活でよく聞く事例をもとに解説しています。
元々はコーチングの人気講師である著者が延べ2万人以上のセッションをしてきた経験を活かして開発した 「4nessコーピング」は、いわばその未処理の感情にコーピング=対処していくためのメソッドであり、「自分の人生を生きるための力」をつけるツール、となっています。



3.GRIT やり抜く力

タイトルにもなっている GRIT(グリット)とは何か?という話から、GRIT(グリット)を高める方法について紹介されており、本書では著者が調べた「やり抜く力」に関する豊富な実例とインタビューを通し「やり抜く力」に関して解説されています。

成功に必要な要因は才能を始め、iQや遺伝子など多岐にわたるものの「成功=才能」という固定概念がある人が考え方を変える切っ掛けになるような本です。

やり抜く力とは、持続的に努力を続けられるということを指していますが、多くの人は天才に対する信仰が強く、言葉では努力が大切だというが、根底の部分で才能が全てだと思っている人が多いのです。

というのも、成功者を天才として崇めれば、「自分が成功できないのは才能がないせいだから仕方ない」と言い訳ができるから、と言っています。しかし、成功に必要な要因として才能よりも努力の方が比率が大きいそうです。

  • 努力×才能=スキル
  • スキル=努力=達成



努力は成功するための要素として2度関わる様で、圧倒的な才能で簡単にスキルを習得できても、その後も努力が続かなければ、成果を達成させて成功に近づくことはできません。
才能とスキルは別物であり、努力を持続させるための「やり抜く力」が成功のためには重要だということです。



また、本書では努力さえすれば全てが叶うといった根性論を言っているわけではありません。
努力ではどうしようもない才能はありますが、成功する過程で1番多く関わってくる要素が、努力を継続する「やり抜く力」ということで紹介されています。



以上が今回の本紹介です!次回のご参加もお待ちしております!

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