~9/1 読書会開催記録~
本日はで7名の参加者で開催させていただきました!🍁ありがとうございました!
今日は盛り上がったテーマを2つ紹介します!
1.「伝える力」とは?~総合的コミュニケーションの極意~(テーマ本:伝える力)
かの有名な経済ジャーナリスト、池上彰さんの文庫本です。日々数々のニュース番組でコメンテーターや司会を務める彼が、分かっているようで分からない、「伝える力」のメソッドを教えてくれる本です。こどもニュースのように、「子供でも分かる説明」こそが伝える力なのだと実感させられる内容になっています(笑)
この本の要約と、実際に読書会で話題になった内容を合わせてご紹介いたします。
まず、相手に伝えるために大切な「前提条件」として、
・自分が伝えたいことについて自分自身が深く知っていなければいけない。
・伝える前に自分が「伝える物・事」を充分に理解しておく。事前準備を完璧にしておくこと。
次に、実際に伝える際に重要なポイントは、、
・伝える際には具体的な言葉を使うようにし、抽象的な表現になりがちな「〜的、〜性」といった言葉や、横文字は避ける。いわゆる意識高い系しか分からないようなワードは避けなければいけません(笑)。難しい内容であればなおさら、いかに簡単な言葉で平易に伝えるかがカギになってきます。
・相手の立場になった説明の仕方をする。「相手にとってはこの話の内容はどう受け取られるのか」をイメージしたうえで話す。
・図を使う場合、図に使うテキストは重要な事のみにして文字数を減らす。詳しい説明は本文、口頭で行うようにし、パワーポイント等の文字数はなるべく少なくする。
次に、伝えようとする際に相手に聞いてもらう、見てもらうためのポイントです。
・はじめに「つかみ」で興味を引く。「それどういうこと?」と思わせることが重要です。不完全さで始めるということですね。
・自信を持って、一人一人の目を見ながら話しましょう。同じ内容を話していても、自信がなさそうに話す人とそうでない人との間には大きな「伝わる力」の差ができてしまいます。
2. 実際に「書く」ことの重要性(テーマ本:ゼロ秒思考)
元マッキンゼー・アンド・カンパニーの赤羽雄二さんの有名な本で、前田裕二さんのメモの魔力が最近有名ではありますが、それ以前に「抽象化」の考え方を世に示した本でもあります。ビジネス書というよりは実践書という言い方が正しいかもしれません。
メインの内容は「メモの重要性」ですが、みなさん書くのが面倒だし意味があるのか?と感じる方も多いようです。
当読書会ではワークショップ形式の読書会も実施していますが、そこでは「実際に書く」ということを重視しています。日々仕事などに追われていると、思ったより自分の価値観や思考が分からなくなっていたり、どうすれば良いのか分からなかったりします。そんな際頭を整理するという意味でも「メモする」「実際に書いて頭の中を見える化する」ということはすごく重要です。
ではこの本の「目的」は何か?、メモにより何をできるようになれば良いのか?、、ですが
タイトルにもある「ゼロ秒思考」とはつまり、「即断即決力」です。
社内でいわゆる仕事ができる人や、優れた人材と言われる人は即断即決をしている事実から、人は決断をするスピードを飛躍的にあげることができれば、仕事のスピードは段違いに上がるのでは?という仮説のもと生まれた考え方です。
つまり「ゼロ秒思考」とは、極限まで考える時間を短くして、即断即決する、すぐアウトプットできるスキルのことを言います。
「ゼロ秒思考」は言い換えると、頭の回転を飛躍的に高めるということでもあります。
ゼロ秒思考ができると具体的に以下の効果が表れます。
・仕事の段取りがスムーズになる。
・アイデアが閃くのが早くなる
・問題解決能力が高くなる
・コミュニケーション能力が上がる
~実際のメモの取り方とは???~
メモにも取り方があり、ゼロ秒思考が身に付くメモの取り方が本の中で紹介されています。
用意するものは、ペンとA4のルーズリーフ。シンプルですよね(笑)
1.A4のルーズリーフを横向きします
2.書きたいテーマを一つ決め、テーマに沿って課題を箇条書きで書く。(1分)
3.次に2で挙げた課題についての解決策をまた1分で箇条書きします。(1ページ1分で書くこと)
※必ず1ページ1分の時間制限は守ります。
このように小さい課題を一個出し、その小さい課題に対して1課題1ページで解決法を1分で書き出していく。
もちろん、はじめは全然うまく書けず、時間も1分と短いので何も書き出せないこともあるかもしれませんが、このように様々な課題に対してメモ書きで思いついたことを書いていくトレーニングをすれば、「ゼロ秒思考」が身に付くそうです。何事も続けてみると、できるようになる瞬間が必ずあると思いますので、興味のある方はチャレンジしてみて下さい!
いかがでしたでしょうか?読書会に参加される方の多くは、ビジネス書をただ読むだけでなく、実際にご自身の会社で実践されていたりするケースが多く、紹介される本の内容も、読んでない人でも分かるような実体験をもとに紹介してくれますので、普段あまり本を読まれない方であっても、話を聞くだけですごく勉強になることが多いと思います。
読書会を長く続けていると、同じ本を別の参加者が紹介してくれるパターンも出てくるのですが、同じ本でも人によって感じ方や実践した部分が違うので、毎回勉強させてもらっています(笑)
当読書会は20代中心に毎週末こじんまりと盛り上がってやっていますので(笑)、ご興味のある方はぜひ一度遊びに来てください!