「なぜ、お客様は「そっち」を買いたくなるのか?」part1~オススメビジネス文庫本紹介③~
~ なぜ、お客様は「そっち」を買いたくなるのか? 著:理央 周 ~
営業…交渉🤔…恋愛💓…人生は死ぬまでマーケティング。人生の様々な場面で使えます。文庫本らしく要点がきちんとまとめられていて、シンプルなのに役に立つ。分厚い営業本なんていらないと思います。
どんな仕事、立場にいる方でも、大きな括りにおけるマーケティングや営業かというものからは一生逃れられないのではないかと思ってます。
製品を売るか、サービスを売るか、自分を売るか、、の差だけかなと。
就職活動時代、「営業は疲れるからヤダ!」という理由で営業職は1社も受けずにいわゆる社内事務に就いた方でも、部内、部外への自分の売り込みは必須スキルなんで、同じだった!(笑)と感じる方も多いのではないでしょうか?むしろ社内など近しい人に対してのアプローチの仕方の方が難しかったりするものですよね…
選ばれるモノ(人)と、選ばれないモノ(人)にはどんな違いがあるんでしょうか️???
重要なポイントは、「””認知””と””想起””」であると書かれています。PART1では、認知編です。
- 「認知」
広告を打つにしろ、ダイレクトマーケティングをかけるにしろ、まずは相手に知ってもらわないと始まりません。
今までであれば、大企業が電通や博報堂といった広告代理店と組み、15秒のCMを何十億もの広告宣伝費用を使って流し、消費者に刷り込みを行う…といったやり方が主流でしたが、現在はSNSの発展などにより手法も少しずつ変化してきています。
「目に触れる回数」だけでなく「質」が大切になってきました。
情報社会になった今はネットを通じあらゆる情が溢れかえっており、とりわけ日本人は自分の好きな情報を自ら選び、使うことができるようになっています。
こういった状況では、興味のないものには無頓着になるんです。YOUTUBEの広告などでも、興味のないものや惹きつけられるものがなければ目にも入らないのが今の世の中です。
恋愛もそうです(笑)。ソーシャルの発展で、出会い系アプリなども流行っていますが、昔ほど一人の異性に固執することはなくなり、どんどんスワイプされておしまいですよね。選択肢が広すぎるからです(笑)
そんななか、自分の商品や自分自身をマーケティングするファーストステップである認知段階で大切なのは、「相手がそれを買ったらどういうメリットがあるか?」を示すことですが、ただメリットを羅列するだけでは足りなくなっています。
実際にそれを得た時の実体験が「想像」できるようなトーク、文章、PRを打つのです。
買ったあとが具体的にイメージできないような訳の分からないモノを買おうとはしませんよね(笑)
マーケティングや営業においては、何が出てくるかも分からない「100円ガチャガチャ」のようなやり方ではマズイということです。
究極の接客業と呼ばれている「ホスト」や「キャバクラ」で働いている方で結果を残している人というのは、短い時間のトークでもれなく、「自分にお金を使ったらお客さんがどうなれるのか?」ということを具体的にイメージさせることができるといいます。
「お金を出したい!」と思わせるようなファーストインプレッションを残すことが重要です。
読書会を開催していると、たまに同世代の営業職やマーケティング職の方とお話する機会があるのですが、本当に今挙げたようなことを徹底的に考えられているんだなということが伝わってきます。
自分の所作や言動はもちろん、位置や場の雰囲気など、お客さんからしてみればそんなとこまで目がいっていないと感じるところまで目を配っており、感心させられます。
「運は細部に宿る」という名言がありますが、結果を出す人は例に漏れず当てはまると思います。
普段の職場では会えないようないろんな仕事をやられている方々と交流できるのも読書会の楽しいところだと思っています。日々に刺激⚡が欲しい方のご参加お待ちしております!
→PART2に続きます。次回は想起編です!